玉の大小について
煙火には上記で記した種類の他に、それぞれ玉の大きさの違いといったものも絡んできます。「何号玉」等の呼び方には、昔ながらの尺貫法(一寸=約3.3cm、一尺=約33cm)が用いられています。玉の直径が三寸のものが三号玉、五寸のものが五号玉、一尺のものが十号玉(尺玉)となります。
外国へ輸出する際にはインチ(1インチ=約2.5cm)で計るので、2インチから12インチまでのサイズとなります。
玉の呼び名 |
玉の大きさ |
二号玉 |
6cm |
二.五号玉 |
7cm |
三号玉 |
9cm |
三.五号玉 |
10cm |
四号玉 |
12cm |
五号玉 |
15cm |
六号玉 |
18cm |
七号玉 |
20cm |
八号玉 |
24cm |
十号玉 |
30cm |
十二号玉 |
36cm |
十五号玉 |
45cm |
二十号玉(二尺玉) |
60cm |
三十号玉(三尺玉) |
60cm |
三十三号玉 |
100cm |
四十号玉(四尺玉) |
120cm |
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大体、分類とサイズは上記のようになりますが、打ち揚げに使用する筒のサイズに相当するサイズの玉(五号玉を打ち揚げる筒のサイズが五寸=15cmなので実際の玉のサイズは五寸よりも小さめ)となります。
大きな玉ほど高く上がり、大きく開きます。一寸違うだけで重さは倍近くになり、威力も倍になります。当然導火線も長くなり、打ち揚げの際の火薬の量も倍になります。
〜参考:武藤輝彦著「日本の花火のあゆみ」より〜
割物(わりもの) ポカ物、半割物、その他 玉の大小 佐藤煙火の花火
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